いたときのこと

週末、娘とふたりで実家へ。眠る前に娘が「あのね、しおちゃんがおばあちゃんになって死んじゃっても、しおちゃんのこと覚えててね、いたときのこと、全部覚えててね」と言うので、「大丈夫、覚えてるよ」と答えると、寝てしまった。昼間、父母の若いころやわたしの子どものころの写真を見たせいだろうか。娘がおばあちゃんになって死ぬより先にわたしはいなくなるだろうが、いなくなっても覚えているだろう、だから嘘じゃないよ、と思った。