最終回、そして頭真っ白。

野性時代7月号に「水中の草原」最終回が掲載されています。タイトルは「光の井戸」。
読み切り短編としてはじまったシリーズですが、最初から長編としての構想があって、長い道のりを経てようやく完結。。。感無量です。この作品、これまでとは書いているときの心持ちが少しちがっていて、小説を書きはじめる前から書きたいと思っていたものがようやく書けた、という気がしています。物語はいちおう終わったのですが、わたしのなかでは登場人物たちがまだ生きていて、世界が閉じられていない感じ。それもまたはじめてのことでした。
さて、しかし、日常では、先月の娘の入院に続いて、今度はパソコンがぶっ壊れてしまいました。操作中に動かなくなり、異音が。自力ではどうにもならず、業者に持ち込んだところ、物理障害が起きていて、データ復旧できるかどうかわからないとのこと。日々あわただしくバックアップをほとんど取っていなかったので、頭が真っ白に。。。大事なデータがなくなってしまったこともショックですが、それよりパソコンのなかになにがはいっていたのか完全に思い出せないことが怖い。。。もしかしたら忘れているけどすごく大事なものがはいっていて、なんだかわからないまま消えちゃったのかも。。。ここ数年のメールデータもなくなっちゃったし、原稿はほとんど片がついて送ったあとだったけど、なんか覚えてない草稿がどっかにあったかも。。。それがとっても不気味で、悶々とした日々を過ごしました。が、結局データ復旧には数十万かかるということで、あきらめざるを得なくなり、ま、いっそすがすがしいか。
教訓として、異音がしたときはなにかがハードディスクを物理的に傷つけている音である可能性があるので、とにかく自分では動かさず、業者に持っていくこと。あと、もちろんまめにバックアップ取ることですね。。。当然ですが。
それにしても、連載も一段落し、娘も保育園に通いはじめ(中途ですが5月に入園しました)、節目を機会にパソコンも力尽きたのかも。はああ。